GEOに行って、そういやワンピはどこまで読んだっけってことでGEO onlineにアクセスすべく、まずはトクトクポケットを起動したら、トクトクポケットをバージョンアップしろとのお達しがあり、バージョンアップしたら、GEOの会員証として使えなくなった。くそっ、なんて時代だ!
どうやらGEOはトクポケから脱退したらしく、今は自前のケータイ認証をするみたいなんだけど、どうもアプリを使うわけでは無いみたい?よく分からん。
ともあれ、そのモバイル会員証を導入するにはまず既存の会員証をPontaに変更する必要があるらしく、既存の会員証を持ち合わせていなかった私は結局何も借りずに帰ってきた。
トクポケが使えなくなるとかそういう旨がGEOにもトクポケにも分かりやすい場所に明示されておらず、トクポケをバージョンアップしたらいきなり会員証機能が喪失されたというのはちょっとお粗末すぎないだろうか。
トクポケの新バージョンはUIもすこぶるセンスが悪く、明るいボタンと暗いボタンが並んでたら、暗いボタンが選択中の側という、お前は一体今まで何を考えて生きていたのかとデザイナーの人生を全否定したくなるデザイン。


トクトクポケットはコンセプトは良かったけど、基本的にUIが悪すぎてとてもお勧めできなかった。今見たら、グループ加盟会社も前より減っているようだし、滅びるね、これは。
で、Pontaはどうかというと、コンセプトはトクトクポケットにすら劣る。要するに複数業種の共通ポイントプログラムに過ぎず、個人情報管理による汎用会員証機能を有しないばかりか、おサイフケータイとの連携すら無いっぽい?


というわけで、返した本の感想をズラッと。
ワンピ。グランドラインに入って、チョッパーが仲間になった。チョッパーが仲間になる話は映画ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー+(プラス) 冬に咲く、奇跡の桜 [DVD]で見てたんだけど、あれだね、あれは良い映像化だったんだね。カラーである映画のほうが桜が綺麗。
シマシマ(7) (モーニング KC)シマシマ7巻。草食系漫画の面目躍如って言うか、あのガイ君素晴らしい。
何が素晴らしいかって、メインヒーロー2人とメインヒロインの三角関係なのに、メインヒーローの一人が「めんどくさ…」で恋愛冷めるんだぜ?
恋愛を「めんどくさ」で切って捨てる漫画は、そりゃまぁ珍しくは無いけれども、そういうのは普通は働きマンのように仕事と恋愛を天秤にかけた上で仕事を取るとか、そういう、何かとの比較で恋愛を捨てやる。ところがこのシマシマ、どうやら恋愛を中心とした人間模様の漫画でありながら、何と比較することも無くそれ自体の価値判断として、恋愛を(シオさんを)切って捨てる。
すっげー。こうやって面倒な恋愛を避けてこそ、本当の草食系男子ってもんだよねー。ま、避けるってのは身分犯なのでそもそも俺様は(ry
好きです鈴木くん!! 1 (フラワーコミックス)好きです鈴木くん!! 5 (フラワーコミックス)好きです鈴木くんの1〜5巻。萌えカレや翠くんの池山田剛先生の現在の連載作品。
今作は、中学1年生から始まって、少なくとも高校進学後まで描くことが明示されていて、どうやら将来の破局を予告するのは少女漫画では珍しくない手法のようなんだけど(それが私たちの見た彼の最後の姿になろうとは、この時は思いもしなかったのです…って、それじゃサスペンスだ!)、この手法が出来るためにはある程度安定した連載が見込める必要があるわけで、作家としての地位を確立した証かもしれない。
内容的には、今のところ1つの両思いと2つの片思いを中心とした、概ね四角関係(ただし第5、第6の頂点もある)。作者の作品としては破格の複雑性。でも、今のところドロドロせずに、読みやすい印象。頑張れちひろちゃん。
作者のマイブームが作品に如実に現れるようで、そもそもヒロインが演劇少女なのは、もともとマクロスFの影響でアイドル物にしようとしていたのが他作品との兼ね合いで演劇になったためらしい。ストーリーの展開を見るに、演劇になったのはかえって良かったと思う。っていうかマクロスFのライブに行ってきたとかって!キラッ☆
あと、戦国BASARAの影響で忍君が伊達政宗のコスプレしたりする。
神のみぞ知るセカイ 2 (少年サンデーコミックス)神のみぞ知るセカイ 6 (少年サンデーコミックス)神のみぞ知るセカイ2〜6巻。
ギャルゲーの攻略手法をリアルに適用する、という設定の本作だけど、画風はデフォルメ調だし、ヒロインを含め世界観もぶっとんでるし、全然リアルでは無い。
むしろ特筆すべきは、上記の設定によって、ギャルゲーと同種の魅力を持ち得たことにある。
つまり、ギャルゲーってのは一人の男が何人もの女の子と本命として恋愛する。ギャルゲーのコミカライズでは一つのストーリーであるがために全員を本命扱いすることはできないので、ギャルゲーとは別物にならざるを得ない。
で、そうやって本命として恋愛するからこそ、ギャルゲー的魅力が現れるわけで、それは何かと言うと、一人の人間の心の弱さを主人公とともに乗り越えて行く物語が描けること。
王道のギャルゲーは断じてハーレムゲームではなく、同じ世界を舞台にする複数の恋愛小説の短編集のような物なわけで、漫画でこの構造を再現しようとするならば、それは一本道のストーリーでは通常は不可能で、だからオムニバス形式にしたりするものだった。
でも、本作ではそれを、駆け魂と記憶消去という設定で一本のストーリーに織り込んでいる。
とはいえ一本道であるが故に、連載が進むにつれて、過去の「攻略」が世界に影響を与えつつあったりして、そういう大きい物語の展開にも期待が持てそうな感じもする。
まぁつまりあれだ。現実なんてクソゲーだ!


逆に、リアル路線でギャルゲー理論を現実に適用する漫画があったらそれはそれで見てみたいような…。