悲しい時〜 買ってきた卵が割れていた時〜 (←古い、らしい)
やっとというかちょうど良くというか、カレー食べ尽くし。

日航を巡っては、企業再生支援機構が支援に当たり、大口債権者と債権放棄などについて事前に調整したうえで法的整理に持ち込む「事前調整型倒産」が有力な手法として浮上している。
これに対し西松氏は「倒産」による企業イメージの低下で、顧客離れが進む恐れがあると指摘。企業年金の給付削減や経営合理化を自力で進めていることを強調し、「法的整理並みのことをやっている。(機構には)理解いただきたい」と訴えた。

http://www.asahi.com/business/update/0102/TKY201001020134.html

実際私も、数ヶ月前までは倒産ってのはもっと大事件だと思ってたわけで、世間のイメージは理解できる。倒産と破産がイコールだと思ってた。
授業で弁護士先生が、「倒産っていう言葉は実態を反映していないのでもっと良い言葉が欲しい」って言ってたっけ。記事で使われてる「法的整理」も、整理と聞くと精算っぽい、つまり精算型手続である破産っぽいイメージなので、現在想定されてる手続を反映してない気がするし…。
さしあたり法典名・手続名をそのままに「民事再生」又は「会社更生*1」とか、分類名を借用して「法的再建手続」とか言い換えたら良いんだろうか?
倒産と言えば、去年公開されたホリエモンのインタビュー。

例えば、青山ブックセンターって2回潰れてるんですよ。さすがに出版業界の人は知ってるだろうけど、一般の人は青山ブックセンターが潰れたイメージってあんまりないと思いますよ。普通に営業しているじゃないですか。
エアラインでもユナイテッドエアラインズが民事再生を申請して潰れたんですよ。でも飛行機が飛んでるから分からない。一般の人の感覚ってそんなものだと思いますよ。

http://blog.livedoor.jp/ld_10th/archives/51350661.html

ここではホリエモンは<倒産 = 潰れた>っていう言葉の使い方をしてるんだけど、私の中では<潰れた = 破産>なので、さらに違和感のある日本語に。
というのはさておき、プレパッケージ型の民事再生だとか、がっつり倒産実務な話が書いてあって、なんちゅうか、IT社長のインタビューじゃ無いなって感じの内容。ホリエモンは頭良いんだなやっぱり。

*1:授業で言ってたように、2〜3年前は確かにニュースでは民事再生が多かった気がするのが、また会社更生が増えてきた気がする。