クラリスの心 Priceless
Princess と Priceless は似てるかもしれない。
ワンセグで、とっつぁんのあのセリフの部分を録画した。コピーは出来ないらしい。


ここに書くと飛び火しそうな問題は増田に書く。それが俺のジャスティス

被告霊場会の所有する仏像画を写真に撮影した原告が,同写真の複製物を更に写真撮影してこれを基に御札を製作して販売した被告らに対し,改正前不正競争防止法2条1項3号,4条又は民法709条に基づき,損害賠償を請求した事案。
東京地裁 平成20.4.25 平成19(ワ)29381 損害賠償請求事件

請求棄却。
パッと見で認容されそうと思ったんだけど、判決を読むと、成る程という感じ。
まず、写真なんだけど、本件写真は平面がを平面に忠実に写し取るもので、創作性要件を充たさないらしい。これは争いのない事実。
なので、不競法で行くしかなかったんだけど、元ネタが同じである以上「通常有する形態」だから無理ってことらしい。斜め読みだから間違ってるかも。


占いと科学についてはこないだちょっとだけ考えて、ちょっと経済学に似てるなと思った。
基本的には占いを科学的に云々するのには基本的に同意しない、という前提を置きつつ。
例えば星座占いは全ての人を12種類にしか分類しないんだけど、これって理想的状態を仮定して変数を減らす感じかと。ここに生年とかそれに基づく運命数とかを加えるのが、条件を増やしてよりモデルを詳細にする感じに似てると、ちょっとだけ思ったわけさ。
でも経済学のモデルと根本的に違うのは、演算式は現実の事象と関係なく作られているという点。例えば雑誌の占いにある運命数の類は、なぜ誕生月と誕生日を足したり掛けたりするのかについて説明がない。
だから、理屈から式を立てて現実に近似させていく手法は無理があるように思う。


もっとも、実学ではこういう手法を必ずしも採らない。医学は説明できなくてもまず治せることが大事で、葛根湯が「なぜ」風邪に効くのかは必ずしも解明される必要はない。ロボトミーに注意、というのはさておき。経験則を無理矢理説明しようとすると、東洋では気になり西洋では神になる、とかいうのもさておき。
ともかく、私は原因の説明がなくても漢方や風水を否定するものではない。風水は経営コンサルを「気」で説明したと思ってる。そりゃ玄関きれいな店の方が客は入るよ。
というメタファーから占いに翻れば、まずは占いが統計的に正当化できるか、つまり占いと現実の相関の有無を確認するところからやってみてはどうか、と思うわけです。葛根湯がなぜ風邪に効くか解らなくても、統計的に有効性が認められれば、まぁ良しとしましょう。とりあえず店は玄関をきれいにした方が客が入ると統計的に確かめられたら、まぁ良しとしましょう。そんなノリ。


もっとも、統計的手法を使うにしても「占い」というくくりでは大き過ぎるので、まず何について相関の有無を検証するかを考えなきゃいけないですね。風水だって「風水」全体では大き過ぎて、《玄関のきれいさ》風水と《黄色い財布》風水とはそれぞれ別個に検証する必要があるし。
そんで、占いの技法については詳しくないんですが、占いの客体については基準が明確な方が良いと思いました。例えば《恋愛運》って良し悪しは人の感じ方次第だし。
そこで、基準が明確なものの例として《金運》を挙げてみます。世界の億万長者Top100と生年月日、とか。


罰条に§199を挙げるか挙げないかでは公訴時効が全然違う、という点は思いが至らなかった。
判例実務がB説に移行した理由を、もうちょっと考える必要がありそう。まだ説得されてないけど。
でも何も考えずに「A説を採る理由が解らない」とかって、いくら何でも軽率だと思うなぁ…。