十式四連鶴

こちらは十式四連鶴。
昨日のロ式の方が難度は高いのだが、見た目の奇麗さからこっちの方が上に見られる時がある。というか、見られた。ちきしょう。


連鶴の難度は基本的に結合点によって決まる。
四連鶴では2x2になるように紙を田の字に切るわけだけども、十式では十文字の中央の1点を残すのに対し、ロ式ではもともとの正方形の辺に接する点を残し、中央を十字形に切る。
十式では各鶴は尾の1点で繋がるのに対し、ロ式では頭尾(または両翼。昨日のは頭尾で繋いでいる。)の2点で繋がる。しかも、ロ式では全鶴が環状に結合しているため、1羽を折る作業は環全体に影響を与える。このため、ロ式では折る際の自由度が極めて低い。折る際の自由度が結合点の数に支配されているわけではない、という事については、十式よりもむしろ丁式とロ式を比較した方が解り易かろう。丁式は明日貼るので解説も明日。たぶん。
また、1点で繋がる鶴が多いほど、結合点の面積(「点」ちゃうやんとか言わない。)が大きくなり、したがって結合の強度が増すから、作業は容易になる。
十式は4羽が1点に集まるため、結合点は最も強度が高い。しかも各鶴はそれぞれ結合点を1点しか持っていないから折る際の自由度も最大である。
以上の理由から、十式は四連鶴としては最も難度が低い形であるということが言える。


あと、シューティング技能検定、初回は全く意味が分からず59歳だった。2回目は24歳。年齢相応だった。
やると「この程度なら、本当はもっと上手くできるのに!」と思ってしまうのが罠なんだろう。