これは上手い。作った奴が。
初音ミクは歌が下手だから、歌を楽器としか見なさないようなジャンル(=エレクトロ)で原音を壊しまくって使うのが、一番マシな使い方になるんじゃないか、とは思ってた。っていうか販売元からして、ミクの得意ジャンルに「ダンス系ポップス」と書いてるし。
で、実際にそういう曲を作ってくれた人がいたわけだ。


曲のエディットが上手いが故に、ミクの限界もまた、垣間見えてしまう。
もちろん、ミクが人間の歌手に置き換わるわけ無いなんてのは一部の狂信者以外は認識してるだろう。初音ミクは、SC-88Proが素晴らしかったのと同程度にしか素晴らしくない(あるいは、同程度に素晴らしい)。*1
限界点については都合により後述するとして、こんだけエフェクトを掛けまくってソースの声色を残さないのであれば、もはやソースが初音ミクである必要すらないのではなかろうか。早い話、Voが欲しいだけなら裏声でいいじゃん裏声で。
ミクの調教は、恐らく自分で歌うよりも面倒いはずだ。ピアノを打ち込む方がピアノを弾くよりも面倒いのと同じように。NoteOn,NoteOff,Velocity,Pedalさえ指定すれば済むピアノ打ち込みよりもめんどくさそうなのは想像できる。それならR-09でも持って静かな場所で歌えば良いじゃんって話。
いや、もちろん調教自体が楽しいんだろうなぁと、持ってもいないのにワクワクしてるわけですけど。AudioUnitで使えればなぁ…。


ミクの限界ってのは、端的に言えばしょっぱなの「世界」の発音からしておかしいってことだ。
上の曲はエフェクタで誤摩化されているからだいぶマシな方だが、ミクの声を生で使っている曲は不自然さがとてつもない。ミクが「自然な発音で」歌うソフトだとか書いてある文章を見るとつい突っ込みたくなる。たぶんああいうことを書いている人は全員「合成音声にしては」を省略しているんだろう。日本語として省略しちゃダメな部分だと思うけど。
で、この不自然さの原因は、ミクが発音できる音素の少なさに由来するんだろうと思う。西尾さんは母音合成キボンヌという。合成によって新技術を投入しなくてもいいから、鼻濁音とかそういうのを増やして欲しい。文字表記可能な音だけだと音素が少なすぎる。加えて、ギターや管楽器の音源ですら、奏法によって違う音を用意している。ましてもっと複雑な人の声、同じ「あ」でも何種類化の「あ」があるべきだ。
つまり何が言いたいのかというと。
初音ミクには母音が足りない。…いや、貧乳って意味じゃなくて。


長々と書いたのは実は最後の行を書きたかっただけという説がある。っていうか、起草者のメモには最後の行しか書いていない。


UNIQLOがすんごい混んでた。
前に目をつけていた、すんげータイトなジーンズ"T-000"が数週間ぶりに値引きされてたので購入。股上浅めってのが難だけど。
こんだけタイトだと、ウエストを基準にしたサイズ表示が全然意味がない。ウエストだけなら28でも行けるはずだけど、ぱっつんぱっつんなので、試着の末、31を購入。これでもピチピチだけどね。
あと、股上浅めだから、ウエストのくびれじゃなくて腰骨あたりにベルトが来る。だから、この点でも、ウエストを基準にしたサイズだとキツくなってたんだろう。
上着も買おうと思ったけど、良さげな物(not UNIQLO)はみんな高いからパス。こんどダイエーにでも行こうか。


DocuShareに、たかみん先生が面白いアナウンスを出してる。
こういう「アナウンス」って掲示されてたっけ?

*1:だから『http://d.hatena.ne.jp/araignet/20071020/1192811893』の主張はわりと正しい。araignet氏はミクのDTM音源としての価値は否定していないのに、米欄で顔を真っ赤にしてDTM音源としての素晴らしさを説いて記事を批判している狂信者はキモい。