あとで用メモ
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んでまぁ昨日の続きってわけじゃないんだけども、普段は無人のはずの廃屋が、なぜか蔵がフローリングにリフォームされてたりスケボー用の屋内練習場(ハーフパイプ)が出来てたりしたのはさておき。
兄から契約書の手直しを頼まれたので、旅行中にちょっくら読書したのですよ。

利益を守る契約書作成の実行手順 (中経実務Books)

利益を守る契約書作成の実行手順 (中経実務Books)

なにせ私ゃ法務は素人ですけん、どうしようかとも思ったんだけども、(1)法務部が無いのみならず契約書を作ったことも無い団体が (2)非典型的な契約*1を (3)わりと頑張って作った*2という、そらまぁ藁の浮力も欲しくなるような事情だったので、鈍器な頭に刃を付け焼いたわけでさ。
上掲の本を選んだのは、上記事情(2)のため普通の書式集よりは作成プロセスに立ち入った、不便かつ理論的な本がよかろうと思って。
契約交渉過程の心構え、とりわけ自社の利益の最大化を狙う野心的な内容で、求めていたものにジャストフィットするわけではなかったけれど、参考になった。
中でも第6章「契約書を作る(実例)」では、ドラフトに対し「売主なら」「買主なら」という視点で自社に利益な修正案を示し、表題の「利益を守る」の実践(実戦)への架け橋となるように作られているのは稀有。
まぁそれはさておき。
そんなこんなで仙台に帰ってから依頼のあった契約書を読んでみたけど、大変だった。
あまり法的ではない表現にチェックを入れたり、そもそも契約書の位置付けについての理解が不十分なのではないかと思われる条文があったり。
例えば、この契約をどうやって締結するかが、契約書に書かれてた。締結した成果が契約書だから、契約までの交渉手続きは契約外のはず。元ネタがあったらしいんだけど、今にして思うと、継続的取引についての基本契約の書式から、個別契約の締結プロセスの条文を持ってきたのかも?
とかいった修正を入れつつも、こういった修正は所詮は体裁の話。契約書が実際に活躍するのは紛争が生じた時であり、そこでは条文の不恰好はおそらくさほど問題とならず、それよりも当該紛争の解決に資する条文が用意されているか、それこそが重要であって、チェック役に期待されることでもあるはず。
と肝に命じて頑張ってみたけど、私ゃ素人だから、どんなリスクがあるのか把握できるものでもなく、不十分なんだろうなぁと思う。
というわけで、テレビの前のみんなはケチらずプロに頼みましょう。

*1:非典型契約であるのみならず、書式集にも無いような契約。

*2:頑張らない方が間違いは少ない。