被告人ハ醫學博士ニシテ大正六年頃ヨリ横濱市本牧町ニ於テ醫業ニ從事中大正十一年八月以來肺尖加答兒ノ爲被告人ノ治療ヲ受ケ居リタル某女(當時十八歳)カ良家ノ處女ニシテ性交ノ何タルヲ解セス治療上偶偶陰部ニ藥品ヲ挿入セラルル等ノコトアルモ毫モ嫌厭羞耻ノ状ナク一ニ被告人ヲ信頼シ其ノ爲スニ委セ之ヲ拒否スルコトナカリシヨリ茲ニ名ヲ治療ニ藉リ同女ヲ姦淫センコトヲ企テ犯意ヲ繼續シ同年十一月下旬ヨリ十二月下旬迄ノ間四囘ニ亘リ同女ニ對シ胸部ノ疾患ニ影響ヲ及ホスヘキ他ノ疾患ヲ治癒シ兼テ月經ヲ順調ナラシムル爲其ノ陰部ニ坐藥ヲ挿入スルモノノ如ク詐リ且或ハ命シテ眼ヲ閉チシメ或ハ毛布褞袍ヲ以テ其ノ面部ヲ蔽ヒ被告人ノ動作ヲ目撃スルヲ得サラシメ同女カ其ノ都度被告人ニ於テ眞實必要ナル施術ヲ爲スモノナリト誤信シ因テ抗拒不能ニ陷リタルニ乘シ之ヲ姦淫シタリ
大判大15・6・25

それなんてエロゲ?→こんなエロゲ※18禁*1
にしても、大正時代だと、良家の処女だからって、18歳にもなって性交の何たるを解せずなんてことがあるんだ。
あと、判決全文を読んでみると、無罪判決を覆し、事実認定を改めての有罪判決。大審院最高裁と違うんだなぁ。


http://www.asahi.com/politics/update/0118/TKY201001180366.html
これ、ほんまかいな。すごく筋の悪そうな話の気がするけど…。
合理的なガソリンスタンドであれば、手始めに3ヶ月間160円を超える値段を設定し免税を受けた後、課税が再開されないように、130円以上の価格を維持する。談合しなくても、阿吽の呼吸で出来るんじゃないか?
需要と供給の均衡価格が115円〜130円の間にある場合、下手にその価格を設定してしまうと課税が再開されて、より高い価格設定を強いられることになる。
そうすると、この課税措置のせいで、非課税なのに130円超で高止まり、という事態が生じそうな気がする。
課税価格が0か25かの二択だから115〜130円が価格の空白地帯と言うか壁と言うか、そういう事態になりかねないわけで、ケータイの料金みたくダブル定額(というか上限定額か)にする方がマシな気がするんだけども。


なんか今日の朝日新聞朝刊に北大の山口二郎なる政治学の教授が寄稿してたけど、「小沢氏は自ら立証責任を負え」って書いてあったんだけど、よく解ってない言葉は使わなければ良いのに。邪推するならば、裁判員制度の影響で新しい名詞を知り、そんでもって日曜社会学者にありがちな「覚えたての言葉を使いたがる症候群」に駆られたのでないかと。
書いてあったのは、正しい日本語で書けば要するに「刑事裁判では立証責任は検察側が負うが、政治問題ではそうではない。だから小沢氏は自ら進んで説明すべきだ。」という話で、それ自体は理解出来るけども、二郎氏の「自ら立証責任を負え」っていう日本語がおかしい。
「立証責任を果たせ」と言うのであれば日本語として通ってるけど、そうではなく「負え」ってからには、小沢氏には政治的立証責任を負うか負わないかの選択権があるという事になる。
なんで立証責任の所在が一方当事者の意向で決まるんだっつーの。
この人の原稿っていつ見てもどこかしらおかしいので、政治学って大丈夫なんだろうかと思ってしまう。

*1:でもこの日記は18歳未満は読んでないと思うので、わざわざ注意する必要もないような…。