我慢できず、ヘッドホンを買ってしまった。ただしVictorじゃなくてPanasonic

…おや、2007年には発売してたのか。
同じく密閉型なんだけど、パナのはなんかイヤーパッドがしょぼい。Victorのはちゃんとドーナツになってたんだけど、パナのこれは、…言語化しづらいな。真ん中の布部分は壊れ易そう。
値段はほぼ同等(むしろVictorの方が安い)なのに敢えてこっちにしたのは付け心地の差。
パナのこれは42g、Victorのは40gと、カタログスペック上はVictorの方が軽いんだけど、Victorのやつはクリップ型としては異例なほど外に飛び出してる。その分、てこの原理で、耳への圧力が大きい。パナのは薄いから付け心地が軽い。
たぶん、普通に密閉型クリップヘッドホンを作ろうとすると、イヤーパッドが厚くなって付け心地が悪くなるんだろう。だからクリップ式では開放型が主流なんだろう。
それに対応する為に、パナはイヤーパッドを工夫した。しょぼい感じだけど仕方ない。
他方、Victorは十分なイヤーパッドを付ける代わりに、クリップ部分を改良した。
という感じだろうか。
店頭で試聴した感じでは、音質はVictorの方がだいぶ良かった。
値段とか設計思想とか音質とか、もろもろの事情はみなVictorが好みなんだけど、比較的長時間着け続けることを想定したら、やっぱり付け心地を優先してしまった。まぁ、本当に音質を気にするんならちゃんとしたヘッドホン使うし。


で、このパナのやつ、コードの調子が悪いと高音が完全に遮断されてしまう。コードを弄ると治るんだけども。初期不良だろうか?
コードを引っ張りすぎて断線した可能性もあるんだよなぁ…。


http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/30043.html
ふと気になったんだけど、課税権に限界って無いんだろうか?議論されてるの見たことない。
例えば煙草の規制は13条問題にされるけど、税率を上げることに対して13条違反が問題にされたのは聞いたことが無い。
まぁ、タバコについてはいいぞもっとやれ(っていうか増税じゃなくて違法化でよろ)とか思うけど、多くの国民が被害を受けるであろう、こんな問題はどうだろうか。

国会は、国民の性風俗を正す目的で、女装美少年の登場する漫画に対して単行本一冊当たり1000円を課税する法律を制定した*1白泉社はこの課税処分を争おうと考えている*2

経済学系の人なら、刑罰による抑止も税金による抑止も同じようなものだとか乱暴なことを言いそうな気がしないでもないけど。
そういう考え方をするなら、表現の自由に対する内容規制なので厳格審査。で、「性風俗」と言うとやむにやまれぬ重要な公益にも見えるが、「女装」あるいは「女装少年愛好」は幸福追求権の範囲内なので、それを制約するのはそもそも目的不当。よって違憲である!みたいな。
うーむ。「目的税」って言うと税金の支出先が特定されていることを言うんだけど、そうじゃなくて、特定の政策目的を達成する為の課税なわけだよね(ピグー税ってこういう場合にも言うんだろうか?)。
あ、でも特定の政策目的実現の為の課税って、全然新しくはないのか。
一瞬、したり顔で「炭素税とか健康の為のタバコ税とか、新しい現象だ」とか書きそうになったけど、「国内産業保護の為の関税」があるもんなぁ。
マイノリティーに対する課税は民主主義では是正されないような気がする。関税も、外国人に選挙権無いから国家間の闘争で決められるが為に、時に不条理な課税が為されるわけだし。
ちょっと手元の教科書見てみたら、課税作用に対する憲法的制約としては、租税平等原則と適性行政手続、それと政教分離とか89条とかが挙げられてる。それ以上の、抽象的な課税権の限界論は書いてなかった。
うん、あんま考えるとややこしいから、とりあえず無かったことにしよう。


もうすぐ発売

最期の夏 「マブチモーター事件」強盗放火殺人犯 死刑囚獄中ブログ

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*1:なお、紅茶に対する課税がアメリカの独立へと繋がったことは特記されるべきである。

*2:課税処分への争い方は、税法とってないから解らん。就職したら勉強せんといかんだろうなぁ。