願ったり叶ったり

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071016ia21.htm
お前は何を言っているんだ。


過当競争の問題だが、これは地域による。酷い所になると、地域唯一の弁護士が、市よる弁護士募集に反対したりする。(『稚内管内 弁護士増員計画で波乱 日弁連朝日新聞道内版2007-10-02:Googkeキャッシュの引用魚拓)*1
そもそも何をもって「過当」競争というのか。基本的には競争は望ましい現象だ。そもそも弁護士過疎地域という未開拓市場が至る所にあるのは、正常な競争が不十分であることの証左ではないのか。


鳩山君が思い付きで言った質の低下云々も、司法制度改革の審議の時点で解っていたことであって、それでもなお弁護士を増やすという選択をしたのではなかったか。司法サービスの充実度は法曹の数と質の積で決まる、っていう感じのことを誰かが言ってた。
つーか本当に「法曹の」質は低下してるのか?


弁護士の就職難、そりゃそうだろう。弁護士のいない所にイソ弁はできないんだから。
弁護士の就職難は需要の不足に由来する物ではなく、就労先の不足に由来する。
都会の競争に敗れた弁護士がゼロ弁地域に進出し、その進出先でイソ弁を受入れるようになれば、就職難は解消する。


あと、画像はランダム。
小さくて見辛いから貼り直し。

*1:asahi.comでは地方版の過去記事を削除するらしいのでGoogleキャッシュ、キャッシュも消えうるので魚拓、ただしGoogleキャッシュは丸ごと魚拓が禁止されてるので引用魚拓。尚、この件については『http://taoka.cocolog-nifty.com/himatera/2007/10/post_b9a3.html』が参考になろう。相互代理ができない以上、市場における弁護士の下限は人口に限らず2人だろう。