HBD2me

http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY200909290193.html
どこかで聞いた話だと思ったら、平成20年度重要判例解説 (ジュリスト臨時増刊)行政法8事件の控訴審判決。右図はりっしん用に作ったレジュメから。我ながらあんま意味のない図だなぁ…。
立法経緯に照らせば高裁判決のように保険対象外、対して地裁判決については、文理解釈を徹底したと言われてる*1
政策的判断として混合診療の一部への保険適用を認めるべきかってのは医学的問題かもしれない。たとえば保険の利く薬と効かない薬を組み合わせてひとつの治療を構成した場合には、薬理学的に保健薬と非保健薬とが区別できないかもしれないし、他方、「薬飲んで温泉入る」が混合療法とされて薬にまで保険が利かなくなるとかいわれると酷い気もする。本件ではガン治療でインターフェロン療法(保険診療)と活性化自己リンパ球移入療法(自由診療)を組み合わせたらしいけれど、それがどういうものなのか解らないから、結局私にゃこの点での判断能力はないやね。
裁判所が、文理解釈と立法過程のどちらを重視すべきかってのも難しいかもしれない。立法府を尊重するなら高裁判決に傾く。仮に保険適用を認める方が良いとしても、そういう政策判断を司法が行うべきかってのも問題ではある。他方、法律に規定のない部分なので司法が自粛する必要はないと言えそうでもある。
答案書けって言われたら、「確かに文言上は(地裁)ようにも思える。しかし、法の趣旨は(高裁)、よって(高裁)」って書くのが点数取りやすそうな気はする。受験生的にはそういう判断ができるから簡単だけど、裁判官はそうはいかないから大変だなぁ。


今日は私の誕生日で、方々から祝福されたので残念ながら自虐ネタは無し。
ケーキお腹いっぱい食べた。たいへん美味。あと物も頂いた。

サムライカアサン 1 (クイーンズコミックス)

サムライカアサン 1 (クイーンズコミックス)

あったかファミリー漫画。GNH(国民総幸福)が高い、ブータンな一家。おかんもいいんだけど、なんちゅうか、息子さんが良い子。モテ。あと、そういや一人っ子。
会話のテンポがイカしてる。
ようけ考えると、作中でもこの家族「だけ」が特別理想的な家族なんだなぁ。
豊かな心で読みたい漫画ですな。


そうそう、26歳の目標は健康で文化的*2な生活……というのは嘘で、普通に、しっかり勉強しますように、だな。

*1:上掲重判解説

*2:マクロス的な意味で